ダンボールの歴史は19世紀イギリスに遡ります。当時は包装材としての利用ではなく、シルクハットの通風向上のための汗取り用として使用される事で、歴史の舞台に登場します。その後19世紀後半になると、包装材としてアメリカで広く使用される事で、表舞台に登場するのです。
当初の主な目的は、当時世界で主流でもあったガラス製品や、ランプのホヤなどを保護するために、初期は内装材としての利用することでしたが、後に外装材としても広く使用される事になり、その利便性から大きく世界に広まる事になります。
日本では明治時代の20世紀初頭に、ダンボール業界の大手3社の一つレンゴーの創始者でもある、井上貞治郎氏によって国産化に成功します。2つボール紙の間に多くの段を作り、強度を増す事で物流の梱包の主流品となる事に成功した、画期的な発明でもあり、国内ではこの段のあるボール紙ということから、こう呼ばれる事になります。
現在世界でも物流の主流はこのダンボールであり、あまり世間では知られていませんが、日本人である井上貞治郎の、コロンブスの卵とも言える画期的な発明の一つでもあり、今後の歴史の発展と世界の物流事情を大きく変えることになったのです。

C式とはダンボールの形状が実と蓋に別れているタイプです。多くのC式には額縁がついており丈夫な構造が特徴で、サイズの異なる実と蓋を最終的に重ねる事で、頑丈となり底が抜けにくいのがこのC式です。酒造メーカーの高級ウイスキーの梱包に使用されるダンボールといえば、ピンと来る方も多いのではないでしょうか。
C式の組み立てには、実と蓋それぞれを組み立てる必要がありますが、原則ガムテープは不要でA式と比べても組み立ては容易です。また額縁を付ける事で角が頑丈になり、高い強度を誇っているのです。
見た目の高級感からギフトの梱包に使用される事も多く、箱の中に品物の型を入れる事で更に補強を行い、輸送によるアクシデントが最も少ないといえるのがこのC式の大きな特徴なのです。反面A式と比べても当然コストは高くなってきます。
またこのC式と差込のあるB式を合わせた形をN式と呼び、実と蓋が一体でなおかつ額縁の付いた、C式の高い強度とB式の組み立ての容易さを取り入れたのがこのN式です。現在N式はデパートなどの商品のディスプレイ用で多く使用されています。
このようにダンボールにはいくつかの種類があります。それぞれ用途毎に別れているため、その種類の特徴を知っておく事で、様々な場面で活用することが可能となってきます。

B式とは差込みの付いたダンボールの総称であり、このB式に共通する点は、底組みが組み立て式になっており、組み立てにガムテープを必要としないのが、大きな特徴の一つです。そのため組み立てが容易であり、時間の短縮が可能となります。またA式よりも丈夫な素材である事が多く、メーカーの既製品の梱包に使用される事が多いのが特徴です。
一例を挙げるならペットボトルではなく、ノズルの付いたダンボールに入っているミネラルウオーターに使用されているタイプと言えば、わかりやすいのではないでしょうか。
箱を起すだけで、自動で底が組み上がるワンタッチタイプや、自分で底を組み合わせるタイプ、表面だけでなく底も差込式になっており、底抜け防止のためガムテープを必要とするタイプなど、B式には種類が数種類存在します。
殆どの場合製造段階で型を必要とし、A式よりもコストがかかってしまうため、引越しなどの運送で使用される事は少なく、大手メーカーの工場の原料品など、企業の既製品で使用される場合が殆どであり、A式と比べるとサイズもやや小振りであり、大型になればなるほど値段も上がっていくため、特定の一品を送るのに適しているのがこのB式の用途と言えます。

ダンボールには製造段階でいくつかの形状が存在するのをご存知でしたか。それぞれ型式により、組み立て方に違いがあるのが、この形状の特徴です。現在この中で一般に主流に使われているのはA式・B式・C式の3つが主流となっています。
A式はいわゆるみかん箱タイプと呼ばれ、引越しなどで主流に使われている、ガムテープを使用し梱包するタイプがこのA式に該当します。ダンボールの殆どはこのA式であり、普段の生活の中で最も使用する機会が多いのがこのみかん箱タイプのです。
それ以外のタイプは製造段階で型を使用し作られますが、このA式は型を使用しないため、型代がかからず、コストパフォーマンスに優れているというのが、大きな特徴でもあり、一般に広く普及しているのです。
またA式は製造段階で一般的に幅よりも高さを意識して作られます。幅の広いダンボールだと重ねたときに潰れやすくなり、幅よりも高さを広く取る事で、積荷の重圧に耐えることが可能となり、運搬の際重ねて積む事ができるようになるのです。
また重ねる際は同じ幅の物を重ねるのがベストですが、幅の大きい物の上に幅の小さい物を乗せると、重圧で潰れてしまうこともあり、個人的な用途で利用する際も、この幅と高さとの関係を知っておくと、収納の際になにかと役立つのではないでしょうか。

通常、洋服タンスや衣裳タンス、あるいは食器棚や本棚を部屋や台所・キッチンに置きます。
そして、これらのタンス類はそのもの自体がかなりの重さを持っています。

そこへ中身が入ると全体の重さはかなりのものになってしまいます。
そうすると、これらのタンスを置いている畳には少しずつですがタンスの重量がかかってきますから
特に重さがかかる部分が畳に食い込んでくるようになってしまいます。

さて、たまには部屋の模様替えをしようかと考えてタンスを動かしたり、
引越しでタンスを外すとその下にはタンスの跡がくっきりと残っています。
この畳についたタンスの跡は気になるものです。
しかし、雑巾などで拭いてみたところでタンスの跡は消えません。
仕方なくそのままにしておくのですが、このような羽目にならないようにする方法があります。

それは至って簡単です。
これらのタンスなどをそこに置く前にあらかじめダンボールを敷いておくのです。
敷いてみるとタンスの重みが均等にかかりますから、これがタンスの重さを吸収してくれるのです。
ですからダンボール自体はタンスの重みで潰れてきますが、
畳の上にタンスの角などの跡がつかなくなります。

そして、たまの模様替えや虫干しの際に、
敷いてあったものを取り替えれば跡なし対策は万全と言えるでしょう。

ただしタンスの下に敷く枚数というのは基本的には1枚だけにした方が良さそうです。
あまり何枚も敷いてしまうと上に置いたタンスが不安定になってしまいますから注意してください。

ダンボールスピーカーになるということをご存知でしょうか?
スピーカーボックスを自作する方法はインターネットのサイトを探せば見つかる
でしょう。ただし、スピーカーにも色々なタイプがありますから、私が試しに作ったの
はもっともシンプルな箱型のものです。

中には逆ホーンタイプのスピーカーを自作した記事もありますが、
それほど凝ったものは作るのが大変なので私の場合は極めて
単純なスピーカーボックスです。

もっとも小型のラジカセを箱の中へ置くだけでも出て来る音が変わりますから
面白いものです。

さて、このスピーカーボックスの作り方は極めて簡単です。
まずダンボール箱の小を用意して、底面にガムテープを張り、
内側に別の箱からダンボールを切り取ってノリで貼り合わせます。
これで少しは分厚くなります。

そこにスピーカー用の丸い穴を開けて、
内側からスピーカーをネジで取り付けます。

ただしネジは効きませんから止めたネジをガムテープで固定します。
そして前面にありあわせの薄手の布を張ってスピーカーが見えないようにします。

それからスピーカーからコードを2本伸ばして
後横にターミナルを取り付けますが、これもガムテープで工夫します。

そして、裏を塞いでしまえば完成です。
そして、オーディオセットのスピーカーの代わりに
ダンボール箱スピーカーボックスで試聴してみたのですが、
正直なところ低音も高音もカットされていました。

今度は内側に厚手のネルを貼ってみようかと考えています。

前の記事に続いて、ダンボールハウスを通じて、
ダンボールがいかに偉いかを述べたいと思います。

路上や公園などに“建築”されているダンボールハウスというのは、
その優れた機能性をいかした芸術的な建築物だと言えますが、
道路や公園を管理する当局から見ると
不法に道路に放置されたものということになります。

ダンボールハウスがたくさん並んでいる場所を注意深く見ていると、
時々全くなくなることがあります。

これはおそらく、当局が撤去するように定期的に指示を出しているからだと思います。

当局とこじれるとその後住みづらくなるので、
一定期間はどこか別の場所に引越しをしているのですが、
ダンボールハウスというのはその時のことを考えて作られています。

ダンボールには畳めるという機能もあるので、もちろん出来あがった家も畳むことができます。

当局から撤去するように求められた場合や、その場所の住み心地が悪くなると、
パタンと畳んでお引越しです。

もちろん推奨されることではありませんが、そのハウスの機能性があまりにも高いために、出来てしまうことでもあるのです。

何かのテレビ番組で見たことがありますが、そんな彼らが口々に言っているのは、やはり日本製のものが“建材”としても最も優れているそうです。

ダンボールというと商品を梱包するためのものですが、
それ以外にもあらゆる場所で活躍しています。

その中には生産した時には全く想定していないものもあり、
その代表格がいわゆる「ダンボールハウス」ではないでしょうか。

ダンボールハウスとは、
いわゆるホームレスの人たちが路上や公園などに
うまく組み合わせて作った「掘っ立て小屋」のことです。

道行く人にとってはどことなく目を背けたくなる存在ですが、
改めて注目してみると、実によく出来ていることに気づかされます。

考えてみたらもともとは紙でできているのですけれど、
紙であんなにしっかりした家を作って、
しかも耐熱性にも優れているので真冬の凍える夜でも
ハウスの中にいれば凍死することなく朝を迎えることができます。

これは言い換えると、中にあるものを守る性能が非常に優れていることを
改めて証明していることになります。

しかもダンボールハウスというのは使い勝手もよく考えられていて、
外側の雨風に当たるところは分厚い規格のダンボールを使用し、
内部には薄い規格のものを使用しているそうです。

これによって外壁と内装という2つの機能をうまく使い分けて、
さらに家としての快適性を高めているとか。

回収とリサイクルで使われるダンボールですが、
古紙の使用率は9割程度だそうです。

古紙100パーセントの紙も存在しますが、
強度的には弱く、強いものを作るために
バージンパルプを混ぜているのです。

ダンボールを探している時、
KやCのアルファベットを目にするかと思いますが、
これは強度の目安になります。

ちなみにKよりもCが強く、
バージンパルプの割合は多くなります。

「古紙100パーセントが環境に良いから!」と思っても、
とても重たいものであったり、
割れる可能性があるものだと不安だと思います。

ですので、バージンパルプの割合が多いものや、
ダブルフルートなど、層が幾重にもなったものを使った方が良いのです。

発送するとなるとこのようなタイプを選ぶようにします。

古紙が100パーセントというものにも
加工法によっては強度を増したものもあります。

例えば、貼箱(はりばこ)は化粧箱として使われ、
贈答用のかまぼこ、デコレーションケーキの箱、
チョコレート等の菓子箱で見ることができるものです。

「薄いのに強い」を生み出すため、
薄いダンボールに皮や和紙、テープなどを上から重ねて作られます。

貼箱を処分する時、幾重の層も見ることができますし、
崩しにくいといった特徴から、強度を感じたりします。

重いものでも入れられてしまうダンボールは、
運ぶ方のためにある工夫がされています。

それは、表面を「白」にしてあることですが、
一見、印刷時のメリットだけに映るでしょうが、
白にすることで「軽いイメージ」を与えることができるのです。

実際に持ってみると重かった!という気持ちで終わると
デメリットになりますが、自分で積み上げたものや運んだ数を見返したとき、
その気持ちも和らぐのだそうです。

色の効果とは凄いもので、沢山買ってもらうためのPOPや、
特売品、見切り品などに黄色や赤が使われているのは
消費者の心理を考えてあるのです。

スーパーに行かれた時、黄色や赤のラベルって無意識に探しませんか?

あるいは目に付きませんか?

ブルーであれば「涼しいのかな?」というイメージですし、
寒色系だとほんとうに寒い感じがし、暖色系だと温かさを感じます。

白というのは何にも染まっていない花嫁さんというのもあり、
中に何も入っていないと感じることもあるのです。

ただ、最近はコストを削減するため、
白いダンボールが少なくなっているようです。

少し割高になるのですね。

一方、エコを意識した商品を扱っている企業の場合、
コストではなくイメージとして
木の色をしたそのままを用いているようです